子供ロシア民族衣装着付体験

着丈104cm、高田屋顕彰館ご利用の方は無料で試着、記念撮影ができます。ご来館時に係員にお申し付けください。

サラファン(ドレス)とシャツからなるロシアの民族衣装です。サラファンは様々な色がありますが、赤いサラファンは、古くは(例えば結婚式のような) 荘厳な儀式に着用するドレスでした。
「お母さん,私に赤いサラファンを縫ったりしないで」というロシア民謡があります。若い女性が愛する相手と一緒になることを夢見て、結婚を夢見てこの「赤いサラファン」を歌うのです。歌詞は、親が決めた相手との 結婚に乗り気でない娘とそれを諭す母親との会話により成り立っています。
赤いサラファン 縫うてみても たのしいあの日は 帰えりゃせぬ たとえ若い娘じゃとて 何でその日がながかろう 燃えるような そのほほも 今にごらんよ いろあせる その時きっと 思いあたる 笑ろたりしないで母さんの 言っとく言葉をよくおきき とは言えサラファン 縫うていると お前といっしょに若がえる(津川主一 訳詩)
この歌は現在も愛唱されていますが、今日のロシアのウェディングドレスは西洋の流儀に従って白が使われるようになりました。
(解説 マリア・チホツカヤ)