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マトリョーシカの誕生
マトリョーシカと日本、その不思議な関係

箱根に「箱根七福神」という伝統工芸品があります。実は、マトリョーシカ発案の際に、この 入れ子人形がアイデアとして取り入れられたという説があるのです。この「入れ子人形」がどのようにしてロシアへ運ばれたかは、実に様々な説があるのですが、明治時代に日本に来ていたロシア正教の正道士が箱根を訪れた際に、手土産として持ち帰ったという説が最も有力だとされています。このときモデルになったとされる箱根の七福神が、今もザゴルスク(現在のセルギエフパサド)の玩具博物館に展示されているそうです。

この呼び名は、その当時流行っていた「マトリョーナ」という女の子の名前から
名付けられました。「マトリョーシカ」とは、ロシア語で「マトリョーナちゃん」という意味です。

箱根の元祖「マトリョーシカ」は、残念ながら二年前に後継者が絶えてしまったとのこと。
それでもこの不思議な玩具は、 今も日本とロシアの架け橋として、力強く息づいています。
(2009年2月)